立ち読みコーナー
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小さな漁師町で町内会長に弄ばれたあげく……
 たかが町内会の演劇がきっかけで、私の家族は町内でいじめられるようになってしまいました。そこで、夫にも義父にも相談し、町内会の会長で漁協や役所にも影響力をもつ、山岸さんに相談することにしました。
 山岸さんは、移住者には露骨に冷たい人物で「東京から来たことを鼻にかけて田舎を馬鹿にしている」などと、言いがかりをつけられたのです。奥様が病気で長期不在の山岸さんは、私を家政婦扱いするかわりに間をとりもってくれましたが、ある日、台所に立って炊事をしている私の背後から、山岸さんがいきなり抱きついてきたのです。
「や、やめてください……ッ!」
 山岸さんの指先は股布をくぐって、下着の中に侵入してきました。悲鳴は媚を含んだものになりました。それは信じたくないくらい艶っぽい声でした……。