立ち読みコーナー
目次
256ページ
農村に伝わる夜這いの風習の実態!

 電灯はつけないのが〝しきたり〟だと聞いていましたが、窓から差し込む月明かりで、薄暗闇ながらも部屋の様子はぼんやりとわかりました。静かに目を閉じて、十分も経たなかったでしょうか。玄関の引き戸が静かに開け閉めされる音、続いて廊下のきしむ微かな音、そしてとうとう部屋の襖が開いたのです。
 太腿に触れる熱くて硬い肉の柱、無駄肉のついていない若く逞しい肌。そんな感触と同時に、かすかに土と汗の匂いを感じました。
 戸惑う彼を構わず抱き締め、私は耳元でささやきました。
「早く、ちょうだい!」
 言葉の途中で彼の唇を自分の唇でふさぎながら、右手で肉の柱を握った私は腰を浮かせて、先端をあてがいます。あの部分はすでに、男を待ちわびて濡れていることがわかりました。